愛着を感じる。
安いギターでどれだけいい音が出せるか。
それが面白い。
写真のレスポールはグレコ製で、なんと私が中二のとき、一つ年上のトキというパンク仲間が使ってたという、いわく付きのギターだ。
トキはLITTLE TEMPOというバンドのスチールパン奏者として知られる、優れたミュージシャンだ。
6、7年前、そのギターが巡り巡って私の元にやってきた。
これには運命を感ぜざるを得なかった。
ところで、高いギターはいい音が出せて当たり前。
安いギターでいい音を出すには、経験とセンスと熟練した腕が必要不可欠だ。
高いギターを手に入れてもノーマルがイヤでカスタムしちゃうんだから、安物を思い通りに超カスタムしまくった方がいい。
なにせビンテージの高価なギターは人類の遺産だから、芸術作品のように、自分が死んだ後も残って後世に伝えて行かねばならない代物である。
嗚呼、気がついたら安いギターばかり。
それが楽しい、私のギター人生。